大石酒造場

大石のこだわり

球磨川の清流と人吉市の豊潤な大地が育む味

 熊本県人吉盆地を流れる清流・球磨川。日本三大急流のひとつであるこの球磨川は、多くの焼酎蔵を抱えています。内陸性気候で寒暖の差が激しく、温暖多雨なこの地方の肥沃な土地は、古くからコメの産地として人々の暮らしを支えてきました。
 日本有数の清流と良質のコメ。この素晴らしい自然から与えられた素材が多くの焼酎蔵を生み出し、今や世界に誇れる「球磨焼酎」のブランドを築きあげたのです。

 そんな数多くの焼酎蔵の中でも、球磨川最上流に位置している大石酒造場は、熊本県の東南端、宮崎県との県境に位置する水上村にあり、古くからこの地で信仰の対象とされてきた霊峰・市房山(標高1,722m)に抱かれるように、その麓の、のどかな田園風景の中にあります。
 春には2万本の桜で彩られる市房湖畔、2000本のしゃくなげが一斉に咲き乱れるしゃくなげ公園、夏には一面の緑に覆われる九州山地、そしてその表情を華麗な紅葉に変える秋、雪化粧をまとう冬。四季折々の様々な自然が演出する表情の中、明治5年の創業以来“こだわりの味”を追求しています。

 大石酒造場の酒蔵では米を蒸した芳香が漂い始めるのは、人吉盆地の空気が冷え込みだす10月上旬。この水上村では、めっきり寒くなった秋を実感する時期。球磨焼酎の伝統の味が育まれる時間の始まりです。

  • 大石酒造場近くの秋の風景
  • 10月になると、大石酒造場のスタッフでのお米の収穫が始まります。

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