大石酒造場

大石の焼酎ができるまで

先代から引き継がれてきた匠の技と、そこから生まれた伝統の味、「鬼倒」に導入されている超音波熟成装置「PASS」に代表されるように、最新鋭の設備から生まれる新たな技術と、深みを与える味。田園風景広がる球磨川最上流の蔵元・大石酒造場の酒蔵では、そんなコントラストを感じられる風景があります。
霊峰・市房山の緑が紅葉に色づく秋、酒蔵は徐々に忙しさを増し始めます。酒造りのはじまりです。

球磨焼酎の製造工程

製造工程図

精米
出麹麹米
球磨焼酎という伝統ある“宝石”に変わる原石である米。吟味された良質の米を精米する様は、まさに原石を宝石に磨いていく作業のように思えます。様々な銘柄の酒に応じた原料米を、最も味わいの出る状態に精米していきます。それは、永年の経験に裏打ちされた作業でもあります。
蒸し
出麹出麹
少し肌寒くなった水上の秋、酒蔵の中では、大量の米を一度に蒸す作業の最中。まるで温泉のように白い湯気が立ちこめます。米の放つ甘い香りが酒蔵の中に立ちこめます。
仕込み
一次仕込み二次仕込み
蒸米と麹をあわせ、タンクの中で発酵を促します。でんぷんの糖化とアルコール発酵を併せて進行させます。おいしい焼酎になるためには、この工程がもっとも重要な時間であると言えます。決して急がず、日々変わりゆくタンクの中を、厳しい目で見つめています。
蒸留
蒸留機蒸留機の中
蒸留機に移すと、そこには無色透明の液体が、ゆるやかに出来ていきます。まさに、“宝石”の出来上がる瞬間。
貯蔵
一次仕込み
出来上がった焼酎は、樽やホーロータンク、カメ等に移され、しばしの間眠りにつきます。
静かに眠る酒樽が重なり合う姿は、まさに壮観です。
製品によっては、ここで10年から20年もの間、寝かせます。この工程を踏むことで、琥珀色で深みのある、まろやかでコクのある焼酎を造り出します。
皆様のお手元へ
ラベル貼り皆様のお手元へ
瓶詰めされた焼酎は、一本一本、丁寧にラベルを貼り、箱詰めされていきます。大石酒造場が造り上げた、こだわりの味は全ての工程で、手を抜くことなく、少しの妥協も許すことなくお客様のもとへお届けしております。

 

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